シルクグリッター
牡馬、栗毛、98/03/15生
父:ソヴィエトスター、母:ハシノパール、母の父:エブロス
厩舎:鹿戸明(栗東)、生産:早田牧場
日付 開催 レース名 騎手 斤量 距離 タイム 着差 体重 賞金
010428 1福島3 未出走 14 14 久保田英敬 55 芝1700 1495 3.7 472 0
010506 1福島6 未出走 11 11 久保田英敬 55 ダ1700 1555 8.0 472 0
01年8月11日 登録抹消(乗馬)

シルクグリッター号会員各位

 謹啓 平素は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、ご出資のシルクグリッター号(父:ソヴィエトスター、母:ハシノパール)は、調教師の判断で引退する事となり、登録を抹消されましたので、ご報告致します。
 同馬は平成13年2月7日に栗東の鹿戸明厩舎に入厩しました。輸送中に馬運車の中でかなり暴れ左後脚をぶつけた様で、到着後には脚元を少し気にしていましたが、すぐに回復して問題無くなり翌日から乗り運動を開始。そして入厩直後は気が悪く馬っ気が強い面を見せていたものの、徐々に落ち着きが出てきて、調教助手は「まだゲートは始めず乗り運動中心にやりながら様子を見ているが、乗り込むに連れて段々走りに集中する様になってきている」と話し、そのまま調教を積んでいきました。その後、3月初旬に少し疲れ気味となりましたがすぐに状態は回復してゲート練習を始めると、最初に受けた16日の試験はゲート入りを少し嫌って不合格となり、続く22日の再試験では殆ど問題無くこなしていたものの、スタート後のスピードが足りないという事でまた不合格となりましたが、翌23日に再度受け直すと合格。以後時計を出し始め仕上げにかかると、4月上旬に厩務員は「ゲートも受かった事だしそろそろ使いながら上向かせてみてはどうか」とコメント。しかし、調教師は「まだ仕上がり途上で息づかいも悪いから福島を目標にあと何本か追い切ってからにしたい」と話し、下旬の出走を目指して仕上げのピッチを上げていきました。するとそれまで調教で見られた喉が鳴っていた面が解消してきて動きも上向き、調教助手は「喉の状態は追う毎に良くなってきたから今まで息が出来ていなかったのだろう。まだ終いの粘りが足りないが馬体はだいぶ仕上がってきている」と話し、予定通り福島に登録を行っていくと、開幕週は除外されましたが、続く2週目の4月28日に待望のデビュー戦を迎えました。レースはスタートで出遅れ最後方からとなり、道中は1頭やや離れた位置を追走していきましたが、4角では後方集団に取り付きました。しかし追走で脚を使い息も保たなかった様で直線は一杯となり14着でした。レース後は元気良く反動も見られず、連闘で6日に再び福島で出走する事が決まり、レース前、調教助手は「前走は移動の馬運車の中からゲートの前まで頻繁に嘶いていたし馬っ気も強く、レースに全く集中していなかった。調教では大人しくしていたのにレースで悪い面が全部出た感じだ。一度使って慣れてきてくれれば良いのだが」とコメント。レースはスタートから出ムチを入れて上がっていくと、2番手を追走しました。しかし、3角では付いて行けなくなって後退してしまい、そのまま大きく離され最後方に終わりました。タイムオーバーでしばらく出走出来ない為、一旦帰厩後、9日には滋賀県の湖南牧場へ放牧されました。当初1ヶ月程度で厩舎へ戻す予定でしたが、レースを使った反動でソエ気味となりなかなかすっきりせず、6月末に確認した調教師は「ソエはだいぶ良くなってはいるが完全には治まっていないから、馬体が緩まない様に調教を積ませながらもう少し様子を見る事にしたい」と話し、以後は軽めに乗り込みながら回復を待ちました。しかし、7月末頃からに少し左前脚が腫れぼったくなり、8月に入ると調教師が確認しました。調教師は「まだ軽めのところしかやらせていなかったのだが、脚元が弱いのか、左前脚の中筋が張ってきている。もう一度立て直して使うつもりでいたが、この状態ではしばらくは乗らない方がいいと思うし、2回使ったレース振りも振るわなかった事を考えると、ここで諦める事にしたい」と話があり、誠に残念ながら、このまま引退させる事が決まりました。
 平成13年8月11日に登録が抹消され、引退後については奈良県の三栄牧場で乗馬となる予定です。

(後略)

敬具

平成13年8月13日

(有)シルクホースクラブ