シルクレジーナ(○父)
牝馬、鹿毛、94/04/05生
父:サクラユタカオー、母:マサノジョージ、母の父:ミルジヨージ
厩舎:鹿戸明(栗東)、生産:猪野毛牧場
日付 開催 レース名 騎手 斤量 距離 タイム 着差 体重 賞金
980712 2函館2 500万下 10 6 6 菊地昇吾 55 芝1000 0590 0.8 452 0
980726 2函館6 500万下 12 1 10 12 菊地昇吾 55 ダ1700 1573 8.3 440 0
98年7月31日 登録抹消(乗馬)

シルクレジーナ号会員各位

 謹啓 平素は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、ご出資のシルクレジーナ号(父:サクラユタカオー、母:マサノジョージ)は、調教師の判断で引退する事となり、登録を抹消されましたので、ご報告致します。
 同馬は2歳の秋より早田牧場で育成を開始。徐々に乗り込みを進めましたが前脚の球節部分が固まっておらずまだ弱い為、3歳の春頃からは休みを入れながらじっくりと調整。時折、調教で見せる走りにはスピード感や勝負根性があり、脚元さえしっかりしてくれば期待できそうだと牧場長は話し、焦らず脚元が固まってくるのを待ちました。脚元の状態はまだ本物ではありませんでしたがだいぶ良化してきたので、4歳となった昨年2月より徐々に調整を進め、3月の終わり頃にはまずまずのラップで乗り込める様になり、平成9年4月23日に栗東の鹿戸明厩舎に入厩しました。しかし入厩後、キャンターの調整を始めたところ、左前脚に骨膜炎が出てしまい5月26日に再び早田牧場に放牧。一息入れた後、調整を再開しましたが今度は右前脚に骨膜炎を発症。再び脚元が落ち着くのを待って8月下旬より乗り出しました。しかし、調整を進めていくと、前脚をかばって負担がかかってしまった様で今度は後脚に疲れが出てきてしまい、再び休養を余儀なくされました。以後もなかなか順調に調整を進める事ができず、一進一退の状況が続きましたが、ようやく年が明け5歳となった今年の6月6日に再び栗東に入厩しました。
 坂路コースの調整とプール調教を併用しながら進めていきましたが、脚元の状態は落ち着いており早くも18日にはゲート試験に合格。デビューに向けて徐々に仕上げに入り、坂路の追い切りでは4ハロン52秒台、終いも12秒前半を計時し能力の片鱗を見せました。そして7月8日には函館競馬場に移動し、遂に12日の函館競馬で待望のデビュー戦を迎えました。レースはスタートでの出遅れで3馬身ほどの不利があり届きませんでしたが、直線では良い脚を使い差を詰め、1勝馬クラスでも十分にやれそうなレース振りでした。続く2戦目の26日はスタート良く飛び出し、積極的に先行して先頭争いを演じましたが、向正面で手前を替えた時に手応えが怪しくなりずるずると後退、大きく離れた最後方での入線となりました。レース後すぐに獣医の診察を受けたところ、右前脚種子骨の骨折で全治9ヶ月の診断でした。今後の事について調教師と協議の結果、「育成時より馬体や動きが気に入り期待していたのでここまで待たせたが、調教の動きやレースの内容から思っていた通り力を持っていると思うし、このクラスは勿論、脚元さえパンとすれば上に行っても勝負になる馬だと思う。しかし残念だが脚元が保たなかった。今の状態だと復帰までには1年以上はかかりそうで、脚元がしっかりしてくる保証も無いので、これ以上無理させる事はないだろう」という調教師の判断で、誠に残念ながらこのまま引退する事になりました。
 引退後は乗馬となる予定で、平成10年7月31日に登録が抹消されました。

(後略)

敬具

平成10年8月7日

(有)シルクホースクラブ