シルクエモーション(○父)
牝馬、鹿毛、00/02/08生
父:バブルガムフェロー、母:フレンチパッサー、母の父:イルドブルボン
厩舎:大久保正陽(栗東)→鈴木勝美(美浦)→中島敏文(美浦)、生産:早田牧場
日付 開催 レース名 騎手 斤量 距離 タイム 着差 体重 賞金
021005 4京都1 新馬・牝 13 12 幸英明 53 ダ1400 1353 7.6 434 0
030123 園田 諭鶴羽山特別 高野容輔 53 ダ1400 1339 5.4 434 0
030209 2京都4 未勝利 16 14 16 高橋亮 54 ダ1200 1192 4.9 424 0
030518 1新潟6 未勝利 10 10 10 坂井千明 54 ダ1200 1180 5.1 400 0
03年5月23日 登録抹消(地方)

シルクエモーション号会員各位

 謹啓 平素は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、ご出資のシルクエモーション号(父:バブルガムフェロー、母:フレンチパッサー)は、調教師の判断で引退する事となり、登録を抹消されましたので、ご報告致します。
 同馬は平成14年7月24日に栗東の大久保正陽厩舎へ入厩しました。9月6日にはゲート試験に合格し以後順調に時計を出しながら仕上げに掛かり、10月5日の京都でデビューが決まると、調教助手は「追い切りは幸騎手に頼んで感触を確かめて貰ったが、内にモタれる事なく真っ直ぐ走り、終始相手を見ながら動く余裕もあった。いい仕上がりでデビュー出来ると思う」とコメント。しかしレースは5番手を追走したものの勝負処では反応が鈍って後退すると、挽回出来ないまま12着に敗れてタイムオーバーとなった為、レース後は一旦放牧して立て直す事が決まり、9日に福島県の天栄ホースパークへ放牧。少し馬体が寂しくなっている位で馬体自体に問題は見られず、移動後はすぐに乗り出して乗り込みを進めると、11月27日には調教師の指示で滋賀県の信楽牧場へ移って帰厩に備え、12月12日に栗東へ帰厩しました。その後出走を目指して調整を進めていたところ、年明けにフレグモーネを発症して熱発したものの、熱はすぐに下がり2日ほど休ませただけで調教を再開し、1月23日の園田で復帰。レースは集団の中程に付けて1角に入っていきましたが、2角を回りきる手前で早くも後退し始めると、向正面では最後方となりました。そして勝負処でペースが上がってからは離される一方となって1頭ポツンと置かれ、大きく遅れた9着に終わりました。レース後、調教助手は「休み明けで追い足りなかったにしてもあまりにも内容が悪く、気性面などの問題もあると思う」と話していましたが、反動などは見られずしっかり調教を付けられると、叩いた上積みに期待し2月9日の京都で出走。しかし今度も後方追走からペースの上がった3角過ぎに遅れだすと、そのまま一杯となり離された16着に敗れ、2度目のタイムオーバーで2ヶ月間の出走停止となりました。調教師は「競馬に行くとサッパリだが調教では他の馬と比べてもそれほど見劣らない位には動いているから、放牧先で良化を図ってみる」と話し、15日に天栄へ放牧。そして放牧先ではササ針をして良化を促すと、3月から乗り込みを進めていきましたが、確認した調教師は「針をしてもそれほど良くなった感じは無く、これではまた使っても結果を出すのは難しいと思う」とコメント。しかし牧場長からは「もう少し時間を貰えればいい状態に立て直せると思う」と話しがあり、協議を行った結果、一旦美浦の鈴木勝美厩舎へ転厩手続きを取ると、その後、仕上がりが良くなり次第、使っていけるとの打診のあった中島厩舎に26日付けで再度転厩手続きを取り、4月10日に美浦へ入厩しました。入厩後は環境に慣れない為か、かなり煩い面を見せて落ち着きがありませんでしたが、当初細かった飼い葉食いが段々と増えてきた為、それに合わせて23日から時計を出して仕上げを進めると、5月18日の新潟で出走が決まり、調教師は「関西で走っていた頃どうだったかは知らないが、動き自体はまずまずで能力が無い訳では無いと思う。ただ気性的にずるいところがあり、苦しくなると自分から走るのを止めようとするので、こういうタイプの馬には坂井騎手が合っているだろうし、競馬では拍車を付けビシッと追って貰う」とコメント。そしてブリンカーを着用し臨んだレースは行きっぷりがもう一つで後方からの競馬となりましたが、それでも前半は前ともそれほど差の無い後方の内々を追走。ところが3角過ぎには付いていけなくなり段々前との差が開くと、直線は全く伸びを欠いて離される一方で殿の10着に終わり、3度目のタイムオーバーにより3ヶ月間の出走停止となりました。レース後、協議の結果、調教師から「馬体減りは中途半端な仕上げで使えない状況でかなり乗り込んでの事だし、それは影響無かった筈。あの距離であれだけ離されるのはやはり気性や能力によるものだろうし、3ヶ月使えない事を考えるとこのまま引退させた方が良いのではないか」と話しがあり、誠に残念ながら、このまま引退させる事が決まりました。
 平成15年5月23日に登録が抹消され、引退後については名古屋競馬で競走を続ける予定です。

(後略)

敬具

平成15年6月11日

(有)シルクホースクラブ